昔の話をすると「年寄っぽい!」とよく言われます。ですが加齢とともに幼いころの思い出を口にするのは自然な事です。今の住まいにほど近い場所に観音様のお堂があって、両親が戦後街から引き揚げた当時はそのお堂の建物を住まいとして一家5人が暮らしていました。父は近くの丘を農事開拓法で買い取って360日明けても暮れて大木の茂る丘を開拓していました。やがてその場所に茅葺の自宅が出来、井戸が掘れ、私が生まれて6人家族が住むようになりました。 今はお堂はありませんが屋敷跡・大きなイチョウ・観音様が残っています。