今の時期、田んぼのあぜ道に咲く花はヒガンバナくらいですが、朝の散歩道には毎年のように「イヌサフラン」が咲いています。殆どの雑草類が枯れ始めるなかで紫色の大きめの花が咲き乱れる様は、ある意味、異様な風景です。春先に草食を摘んで食べる趣味の人が、行者ニンニクを採取して食べて元気になったつもりが、間違ってこのイヌサフランを食べて過ち(あやまち)する事故が時々ニュースになります。田舎者にすれば、どう見たって間違うはずがない姿形なのですが。